「ジュライジュライさんのそっくり人形は高い!」、
「注文したいんだけど予算に合わない!」、お問い合わせの際に良く言われる言葉です。
確かに当店のそっくり人形の制作料金は、他に比べて少しお高めかもしれません。
でも、それには訳がある!!
値段だけで選ぶのはもったいない! 値段のカラクリを検証します。
まずは、「お安いショップ」の特徴と安い理由です。
安いのにはもちろん理由があります、その代表的な例をご紹介。
1.顔だけ作って、ボディーは量産品
2.海外生産
3.素人が作っている(本業でない、趣味・小遣い稼ぎで作っているなど)
4.値段相応のクオリティー(そもそも人形を作るスキルが不足している)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ 詳細は下記 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓
顔だけ制作して、ボディーは既製品を数種類の中から選んで組み合わせる方法。
「人形は顔が命」とはよく言われますが、「身体も大切な個性の一部」。
その方らしい服装やポーズはもちろん、痩せていたり、お腹が出ていたり、身体で色々と表現できるものです。
たとえば「スーツ」。
ダブルかシングル?、3つボタンか2つボタン?それとも前を開ける?、三つ揃え?、ネクタイは細い?太い?、ポケットチーフは?、上着だけでも色々と特徴がだせますね。
その特徴を表現しないのはもったいないです。
もちろん海外の職人さん全てが悪い訳ではありませんが、日本人の顔は日本人が一番上手に作れると思います。
外国の人が日本人の似顔絵を描くと、なんとなく違和感ありますよね?
妙に外人ぽいと言いますか・・・、人形でもそんな感じになることが多いです。
(たとえばベトナムで作るとちょっとベトナム人ぽくなるような感じです。)
海外の職人さんが作っていると私は結構すぐにわかります。
「趣味」「副業」「小遣い稼ぎ」で作っているのと、人形制作をプロとして生業にするのでは、人形に対するプライドが違い過ぎます!!
企業が人形の値段を下げるには沢山売って、利益を上げる「薄利多売」が必要です。
しかし、腕の良い職人さんが安い給料で多数集まるでしょうか?
1人で一ヶ月に作れる数には限度があります。
短時間で高品質の人形は作れません。
それでも利益を上げるとなれば、不当に安い給料か、早くて雑な作業か、賃金の安い海外生産です。
または、本業は別にあって、趣味や副業で制作している場合です。
この場合、お小遣い稼ぎになれば良いので、コストを無視した激安な値段設定ができます。
上の項目にも共通しますが、人形作家(職人)とも呼べないような経験が浅い人も多く存在します。
今までに他ショップの人形を見る機会が何度もありましたが、クオリティーが低いものが多数あります。
「似ている」「似ていない」以前の問題で、作業が雑、下手な人は多いので注意が必要です。
その結果、その人形を見た人たちが「こんな低いクオリティーの人形に何万円も払うの嫌だな~」と、「そっくり人形」全体の評価を落としているとしたらとても残念です。
何か買うとき、その商品の値段はとっても大きな要素なのは私もそうです。
例えば、テレビを買うとしましょう。
家電量販店を回ったり、もしくはネット通販で探したり、なるべく安く買えるお店を探します。
でもそれが出来るのは、テレビはどこで買っても同じ商品だからです!!
でもハンドメイドの「そっくり人形」は、「どこで作るか」、「誰が作るか」によって全く違う商品(人形)になります。
だって、製法も作風も技術も、まるで違うのですから当たり前ですね。
ジュライジュライの「そっくり人形」は、粘土造形から下地処理、塗装まで、全て1人の職人、そう私「人形作家の小澤」が作っています。
一切分業することはありません、全ての工程を一人でおこなうことで常に責任感を持って制作しています。
複数のスタッフを使ったり、海外生産や、既製品のボディーを使ったりしていませんので、いつ注文しても小澤の作る「同じ作風の人形」をご注文頂けます。
既製品のボディーを使っていないので、服装や身体的特徴(おなかが出ているなど・・・)も自由に表現することができます。
当店のお客様のリピーター率はだいたい70パーセント前後です。
それだけ多くのお客様に喜んで頂いていると思うと、私自信も嬉しく思います。
お客様の中には他店に一度浮気してから帰ってきてくれるお客様もいます。
ぜひ貴方も、ジュライジュライのファンになってください。
お待ちしています!!
人形制作は熟練されてくると制作のスピードは早くなっていきます。
ですが逆に、細かい部分にまで目が届くようになり作業内容は密度が濃く深くなって手間(時間)は増えていきます。
「丁寧に良いもの作ろう!!」とすれば絶対的に時間がかかり、それは値段に反映されます。
値段の裏には「なぜその価格なのか」理由があります。
初めてのお客様も、他店で注文したことのあるお客様も、ぜひ一度「ジュライジュライのそっくり人形」をお試しください。
さ~粘土造形の完成形の画像です。
兜をかぶっていない状態の人形です。
この人形に兜をかぶせると~~~↓↓↓↓↓
うんうん、いい感じ。
さらに左手に刀を持たせます↓↓↓↓↓
武士の魂「刀」をもたせるとやっぱり決まります!!
そして最終段階、「前立」を取り付けします。↓↓↓↓↓
「前立」をつけると迫力ありますね~~~!!!
「前立」も粘土で作ってあります。

まだ塗装前ですが十分にカッコイイですね。
この後、下地の処理をしっかりと丁寧にしてから塗装にはいります。
完成までもう少し・・・次回は塗装の経過をお見せします。
つづく・・・
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さらに作業を進めます。
ほぼ粘土造形的には最終段階にきています。
残るは「前立」を取り付けるための細工と、一番重要なお顔の表情で終了となります。
「前立」の取り付けは塗装後に、強力な接着剤でおこないますが、接着剤だけでは強度に不安がありますので、下の写真のように穴凹をあけて、「前立」には突起凸をつけて建築の「ほぞ」と「さね」のように組み合わせるようにします。
次回で粘土造形の完成!!
つづく・・・
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この段階で左右のバランスや全体像は大体見えているので、
兜、鎧(前立・刀)などの細部を作っていきます。
細かいディテールで人形を見たときの感動が変わってくるので、なるべく丁寧につくります。
ただ、趣味で作る人形ならいくらでも時間をかけて制作できますが、
お仕事の人形では納期と、料金とお客さまの要望などさまざまな制限があるので、
限られた条件の中での最良を常に目指して頑張って制作します。
粘土での造形はあともう少しで終了~最後まで手を抜かずにがんばりましょう!!
つづく・・・
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乾燥状況を確認しつつ、兜の細部を作りはじめます。
兜のしころ(兜下部の段々になっているところ)などの紐部分も粘土で再現します。
本物の紐で再現する方が良い場合もありますが、今回はこの後の作業を考えて粘土で制作します。
以前に書きましたが、この人形のサイズだと兜が結構重くなります。
この後さらに「前立」がつくのでなおさらです。
重心がなるべく足の真ん中にくるように制作しないと人形破損の原因になるので要注意です。
身体の鎧部分も少しずつ進んでますね。
人形制作は本当に時間がかかるんです。
乾燥させる時間も考えないと納期に間に合わなくなってしまいます。
効率良く制作する為には「乾燥させるタイミング」を含めた工程を考えながら進めます。
基本的に複数の人形を同時に制作進行しますので、
「これは乾燥に時間がかかるからまずは作っておいて、乾燥中にこの作業をやって、それの乾燥中に塗装をして・・・」ってな感じで・・・
人形制作は結構頭を使うんですよ!!!
つづく・・・
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前回の段階から乾燥がすすんだら・・・。
兜をだいたい左右対称になるように粘土を盛り付けていきます。
この段階まで制作が進むと、粘土の乾燥に伴う、反り&歪みもだいぶ収まってきますので、 少しずつ細部も作り始めます。
基本的には、身に着ける物の「順番通り」に作っていきます。
分かりやすい例でいうと、「Yシャツ⇒ネクタイ⇒ジャケット」っていうような感じです。
左手の穴は、あとで刀を持たせる為のものです。
刀は別に制作を進めていきます。
細くて折れやすいので、人形部分よりも強度の高い素材を使います。
人形の左側にちょっぴり写っている厚紙的な物は、「兜の前立」を仮に作ったものです。
作ってみないと全体のバランスが分かりづらい時には、
紙などで簡単に作って仮取り付けしたりもします。
つづく・・・
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乾燥がすすんだところで、兜を左右同じように造形していきます。
粘土を盛り付けていく度に、「反り」「ゆがみ」がでるので、 それを考慮しつつ人形制作を進めます。
細かい部分の造形をしたくなりますが、今は我慢がまん!!
乾燥して、なるべく反り収縮の影響が少なくなってから細部を造形した方が無駄がありません。
兜だけでも結構な重さになりますので腕が痛くなります・・・
そのため回転台に載せて回しながらバランスをみます。
これがあるととっても便利!!!
つづく・・・
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身体部分を進めながら、頭の大体の形が決まったところで、兜を作り始めます。
粘土を板状に平らに伸ばしてから、頭の形を型取るように押し当て、
その状態で、兜のイメージにあわせて適当にハサミで切るなどして成型します。
この状態で乾燥させますが、
かならず乾燥中にゆがみが出てきて、後で修正になってしまいますので、 向かって左側だけ先に作って乾燥させ、それにあわせて右側を作るようにします。
人形のサイズが大きくなればなるほど乾燥時の反りは大きくなりますので、
なるべく修正回数が少なくなるように考えながら作業を進めることが大切です。
最初は、兜を人形にかぶせたまま乾燥させます。
そうしないと、乾燥中に兜がゆがんで、その後に頭が入らないことになります。
ある程度乾燥が進んだら鎧の身体部分と、兜部分を別々に乾燥をさせて効率を上げます。
つづく・・・
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男の子の初節句のお祝いに、鎧兜(よろいかぶと)人形を制作します。
兜の前立ては徳川家康風です。まさに世界にひとつのオリジナルの五月人形!!
七五三にあわせてご注文いただくお客様もいますので、初節句でなくても何歳で制作しても、とっても良い記念になると思います。
どのように制作を進めていくのか、どんな人形に仕上がるのかお楽しみに!!ご自分で作れない方は是非ご注文ください(笑)
いきなり制作途中からの画像になってますがご容赦ください。
頭には、アルミホイルの丸めた物を入れて軽量化&乾燥を速めるようにしてあります。
まだまだ雑でOK!!兜が重くなると思いますので重心が真ん中に来るようにバランスを取ります。
つづく・・・
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話を戻しますが、人形も一緒です。
3Dプリンター出力の人形から、手作りのそっくり人形まで、
自分の好みに合う人形を、自由に選べる環境が一番です。
ほかに選択の余地がないのでは面白くありません。
もちろん私は、手作りにこだわり、
「私一人で、一から全部責任をもって制作する、そっくり人形」に誇りを持って取り組んでいますが、3Dプリンター人形も「あり」だと思っています。
ライバルというよりも、むしろ3Dプリンター人形が、
もっともっとメディアでの露出が増えて、
「似顔絵のように、人に似せて作ってくれるオリジナル人形がある!!」、
「一般の方も注文できるんだ」という情報が広まってくれれば嬉しいと思っています。
今の「そっくり人形」の状況は、テレビのニュースで政治家の人形が使われていたり、スポーツ選手のミニチュア人形が販売されていたりなど、いわゆる「業界」でしか発注できないと思われている方が多いようです。
さ~それで勝者は???
結果、
「3DプリンターVSそっくり人形作家」どちらが上とか下とか、勝ち負けはなし!!
引き分けとさせて下さい!!
つまらない結果だと思うかもしれませんが、それが私の結論です。
どのような制作方法にも一長一短があります。
人形の制作方法ではなく、人形そのものの作風・魅力で選んで欲しいと思います。
ただ、手作りの人形にしても、3Dプリンターの人形にしても制作者のスキルの問題はあります。
「制作方法」よりも実はこちらの方が重要です。
このへんの話は、また後日。
以上、「3DプリンターVSそっくり人形作家」でした。
ありがとうございました。