身体部分を進めながら、頭の大体の形が決まったところで、兜を作り始めます。
粘土を板状に平らに伸ばしてから、頭の形を型取るように押し当て、
その状態で、兜のイメージにあわせて適当にハサミで切るなどして成型します。
この状態で乾燥させますが、
かならず乾燥中にゆがみが出てきて、後で修正になってしまいますので、 向かって左側だけ先に作って乾燥させ、それにあわせて右側を作るようにします。
人形のサイズが大きくなればなるほど乾燥時の反りは大きくなりますので、
なるべく修正回数が少なくなるように考えながら作業を進めることが大切です。
最初は、兜を人形にかぶせたまま乾燥させます。
そうしないと、乾燥中に兜がゆがんで、その後に頭が入らないことになります。
ある程度乾燥が進んだら鎧の身体部分と、兜部分を別々に乾燥をさせて効率を上げます。
つづく・・・
Category: お仕事のこと・ブログ・五月人形のできるまで・人形のできるまで