乾燥状況を確認しつつ、兜の細部を作りはじめます。
兜のしころ(兜下部の段々になっているところ)などの紐部分も粘土で再現します。
本物の紐で再現する方が良い場合もありますが、今回はこの後の作業を考えて粘土で制作します。
以前に書きましたが、この人形のサイズだと兜が結構重くなります。
この後さらに「前立」がつくのでなおさらです。
重心がなるべく足の真ん中にくるように制作しないと人形破損の原因になるので要注意です。
身体の鎧部分も少しずつ進んでますね。
人形制作は本当に時間がかかるんです。
乾燥させる時間も考えないと納期に間に合わなくなってしまいます。
効率良く制作する為には「乾燥させるタイミング」を含めた工程を考えながら進めます。
基本的に複数の人形を同時に制作進行しますので、
「これは乾燥に時間がかかるからまずは作っておいて、乾燥中にこの作業をやって、それの乾燥中に塗装をして・・・」ってな感じで・・・
人形制作は結構頭を使うんですよ!!!
つづく・・・
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