別に作っておいた「冠」を取り付けるための細工をします。
「冠」はプラ板を加工して作りました。
下の画像のような「冠」を取り付ける穴を作ります。
画像では見えませんが、「冠」の下に差し込む用の「出っ張り」を作ってあります。
穴を適当に空けてから、粘土を盛り、そこに押し当てるように「冠」を差し込んで跡(型?)をとります。
差し込んだらすぐに「冠」を抜いて、 そのまま乾燥させます。
穴が乾燥して固まってから、髪の毛部分を造形して違和感をなくしていきます。
髪の毛の調整後は次回に画像を載せます。
つづく・・・
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お顔の表情の微調整です。
たくさんの人形を制作していると「何となく気持ちが悪いな~」とか「どうも違和感があるな~」と感じる事があります。
そういう時には微妙なズレが発生している時です。
目の大きさが「0.数ミリ」違ったり、少しだけセンターがずれていたり・・・。
そういう事が起きないように作業を進めていても、多少のずれが出ることはあります。
おそらく「プロ」と「アマ」の差は、ズレがあるかどうかよりも「そこに気づく目があるのか」、そして気づいた後に「ちゃんと修正するのか」・・・そんな小さな差が大きな違いを生むのだと思います。
そんなことを考えながら、今日も地味で地道な作業をコツコツと重ねていくのです。
つづく・・・
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カタチ的にはほぼ最終段階です。
このあとは、表情の微調整と、着物の重なり調整、冠を取り付けるための細工、冠&扇制作をします。
最終段階と言いながら、意外とやることはたくさんありますね(笑)
【まえ】
まだ手の指などは作りこんでいませんね。
【ななめ】
【うしろ】
扇は仮のものなので、あとでキレイに可愛らしくお作りします。
ちなみに冠もプラ板(プラスティックの板です)で別に制作を進めています。
たぶん次回くらいに登場してきます。
つづく・・・
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粘土造形がかなり完成に近づいてきました。
良くみると色の違いが分かると思いますが、色の濃い(濡れた)部分が、新たに粘土を盛り付けた部分です。
今回の例だと、「髪の毛・ほっぺ・目」がそうですね。
実際よりも、髪の毛を多めにお作りします。
初節句の場合、髪がまだまだ少ない事が多いので、かわいく見えるように、こんへんは「そっくり」というよりは、ちょっと手心を加えます。
たた単に「似せれば良い」ということではありません、お客様が喜んで頂ける事が一番なので、時には「写真通りに作る」ことよりも優先順位が上の物もあります。
手も、いい感じにはめ込めるように調整していきます。
どちらか片方を決めてから、それに合わせてもう片方も作って行った方が、バランスよく作ることができます。
つづく・・・
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だいぶ作業が進んできましたね。
「ほっぺ」の丸さなどを強調して、可愛らしく表現します。
頭も実際の大きさまで大きく粘土を盛り、前回書いていた、瞳の眼球部分を粘土で造形します。
お顔の表情の、最終的な細かい造形&修正は、最後に作業します。
袖の十二単の重なりも作っていきます。
このとき左右の形が違うと、袖の重なりの線の影響(地図の等高線みたいな感じです)で凄く目立つので、左右で同じようなラインに見えるように調整していきます。
現段階ではまだ雑ですが、だんだんと整えていきます。
この角度からだと十二単の重なり具合が良く分かりますね。
十二単だからと言って、本当に12枚の着物を重ねる必要はありません。
小さな人形でそんなことをするのは難しいですし、なによりゴチャゴチャしてあまり可愛くありません。
全体のバランスを見ながら、ちょうど良い枚数の重なりを表現します。
つづく・・・
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身体の十二単部分と、お顔も粘土造形を進めていきます。
瞳はまだ作ってないので、あとで球のように丸みを持たせて粘土で作ります。
手と扇のない状態です。
これに手と扇を取り付けてみると、下の画像のようになります。
ときどき組み付けしながら、バランスを見て造形します。
こうして見てみると、手を別々に作った方が、造形しやすいことが良く分かりますね。
扇であまり見えなくなるとはいえ、襟のあわせなどもちゃんと作ります。
完全に見えなくなるのであれば私も作りませんが、ちょっとでも見えるのであれば作っておきましょう。
まだまだ、荒いですが、だいぶ雛人形ぽくなってきました。
そしてまたまた乾燥タイム!!
つづく・・・
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袖と腕部分を作っていきます。
前回の人形に、腕と着物の袖部分を粘土で造形していきます。
手の部分は別々に作って、後で組み立てられるようにします。
その方が造形がしやすく、きれいに仕上がります。
※下に転がっている2個の小さな粘土の塊が、手になっていきます。
左下の三角形の白い紙は、扇を仮に作ったものです。
実際に「扇」がないと、手の向きや大きさなどが分からないので厚紙等で仮に作って様子を見ます。
お顔も少しずつ造形・・・、でも今は、身体部分を集中的に進めます。
そして、またまた良く乾燥。厚みがあるので時間が掛かります。
その間に、他の人形を作って時間の無駄を無くします。
つづく・・・
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またまた次の粘土を盛っていきます。
「前回と何にも変わってない!!」とお叱りを受けそうですが、私も中では結構進んでます・・・。
この足の上に、重なり合った袖や、腕が乗ってきますので、だんだんと修正が面倒くさくなってきますので、正座した足の厚みは、この状態の時にしっかり作っておきます。
次回は、腕や袖部分がついて、だんだんと雛人形ぽくなってきます。
つづく・・・
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ほんとうに少しずつ、コツコツと作業を進めます。
正直な話、粘土を盛ってみないと分からない部分があるので、あまり悩みすぎないで、良く分からない時にはとにかく粘土を盛ってみて、なんか違ったり、イメージが合わなかったりした時には、「その時に修正すればいいだろう!!」くらいのスタンスの方が、結果的に作業が早く進ことの方が多いです。
悩んでても進まないので、修正するにしても、そのまま進めるにしても、とりあえずやってみて、そこを元に当たりをつけて次のステップに行く方がよいです。
つづく・・・
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ほぼ良い大きさになってきたので、少しずつ作りこんでいきます。
だいたいのイメージを描いて「どう作っていくか・・・」当たりをつけます。
鉛筆で書いた後に、彫刻刀で彫り込んで、その溝に改めて鉛筆で線を引きます。
鉛筆で書いただけだと、手で触っているうちにすぐに消えてしまいます。
とくに粘土を盛っていくときに、粘土の表面を濡らしてから粘土をつけていくので彫り込んでないと下書きが消えて分からなくなってしまいます。
また、慣れてくると、下書きの上に粘土が重なってしまって線が見えなくなっても、彫った溝の感触で線を読み取ることができます。
まだ雑でOKですが、人形のセンターを意識してあまり左右のバランスが悪くならないように気をつけます。
つづく・・・
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