消防を退官される職場の先輩へのプレゼント用にご依頼いただきました!
退官と還暦のダブルの記念品ということで、趣味のボディーボードに赤いウェットスーツを合わせるという、皆様の愛を感じる仕様になっています。
人形制作の段取り的には決められた期限内に、色々な工程を想定しながら進める必要がありますので直立のポーズに比べると格段に手間がかかりますが完成した人形を見ると面白くて充実感があります!
人形制作を趣味にする方々の少しでも参考になれば嬉しいです。

まずはボーディーボードに乗る、人形の芯部分の制作です。
ボードや海の波など色々と影響を受ける部分が出てきますので悩むところですが、
色々悩むよりも取り合えず初めてみて、ダメだったらその都度修正していった方が結果的には早く、満足いく作品になることの方が多いです。
そんな感じで今回も大体の形で固定してこのまま良く乾燥させます。

逆側からです。
この芯の状態のときに良く乾燥させておかないと、足をカッターで削ったりしている時にポッキリ折れてしまいます。

上の状態で良く乾燥させたらさらに粘土を盛っていきます。
全体的にボディー部分に粘土を盛ります。
頭を持ちながら粘土を盛っているので、頭部はその日の最後に粘土を盛ります。

このままだとボードに乗ってる感が出ないので、適当な木をボディーボード代わりに制作を進めます。
ボディーボードを持つ左手も少し作ってみます。
すでにちょっとそれっぽく見えませんか??

前から見たところです。
ボディーボードを持っているように左手の粘土を盛ります。
制作方法としては2つの選択肢があります。
(1)手足が邪魔になって制作しづらいので、手足を別制作にして組み立て式にする。
今回の場合。半袖半ズボンなので、そこで組み合わせるようなイメージです。
(2)制作のしづらさは承知で一体型で作る。
今回の場合には(2)の方式にしました。
どちらも一長一短あるのですが(2)の方が制作初期段階から全体像が把握しやすいというメリットがあります。
ボディーボードや海の波などと人形が干渉する可能性あるのでそのような時に把握しやすいです。
その代わり、手足や服装とのつなぎ目の制作は手が掛かります。

あれこれ作業をしているうちに、最初に盛り付けたボディー部分の粘土が触っても大丈夫な位にはなってくるので、ボディー部分を潰さないようにやさしく持って頭部分も粘土で少しずつ大きくしていきます。
あまり一気に大きくすると乾燥しなくなってしまうので、少しずつです。
そして良く乾燥させます!
つづく
完成した人形はこちら↓↓↓
趣味のボディーボードをする還暦・退官記念-そっくり人形参考作品例-65
他の参考作品人形はこちら↓↓↓
人形サンプル画像
人形の制作過程を長いことこのブログで掲載していた武田信玄風の五月人形を
そっくり人形サンプルページに掲載しました。
制作したのはもはや数年前ですが、改めて画像を見てみると制作時のことが結構鮮明に蘇ってきます。
よく、「音楽を聴くとその当時のことを思い出す」という話がありますが、
私の場合には人形制作がそれにあたります。
というわけで
そっくり人形のサンプル画像、
武田信玄風の五月人形・鎧武者-「そっくり人形参考作品例-64」を追加しました。
風林火山の軍配と白い毛のコラボがかっこいい
武田信玄風の五月人形・鎧武者-「そっくり人形参考作品例-64」
をぜひご覧ください。
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完成画像です。
【正面】
【右ななめ】
【左ななめ】
【右側】
【うしろ】
ご覧頂きありがとございました!!
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組み立てていきます!!
ボンドで固定していきますので順番を間違うと取り返しがつきません。
良く考えてから進めます。
まずは頭と兜を接着。
固定できたら前立てを接着。
人形を立たせて前立てが曲がって接着されていないか確認します。
ボンドが動かなくなるまでに数分かかりますので指かマスキングテープで固定しておきます。
軍配の位置を確認してから、軍配を手に接着。
軍配を持った右腕を接着、そして左手の刀を接着、マスキングで固定しておきます。
別で作っておいた軍配の房(赤いフサフサです)を軍配の柄の下に取り付けます。
この取り付け時に結構人形が揺れて倒れる危険性があるので(いかんせん頭が重いもので・・・)
倒れないように足と下の発泡スチロールを仮止めしておきます。
このような小さい色々な手順やアイデア・ノウハウは、
やはり経験が物をいいますが、逆に言うとその何倍も失敗してきているという事なんですよね~。
ですから経験を積むっていうのは本当に大切です。
そしてこれが別で制作していた黒い台座。
木製の板に人工漆を何度も塗り重ねてあります、めちゃくちゃ手間がかかります(笑い)
次回、完成人形公開!!
つづく・・・
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さあ、人形の塗装開始です!!
あともう少し・・・しかし、息の詰まる細かく手間のかかる作業です。
よし頑張るぞ~~!!
白く残す部分をマスキングしてからまずは肌色をエアブラシで塗装します。
次は肌色の部分を隠して赤色をブラシ塗装。
次は赤色をマスキングして黒色をブラシ塗装。
黒色をマスキングして金色を・・・
という作業を最低でも色数の分だけ何度も何度も繰り返します。
このマスキング作業に費やす時間は実際にブラシ塗装をする時間の数十倍かかります。
ただマスキングでの頑張りが塗装の綺麗さに直結するので丁寧に行います。
ブラシ塗装が終わったら「筆」を使っての細かい部分の修正と塗装をします。
お顔は一番最後に描きます。
お顔に取り掛かる前にボディー部分を汚さないように養生しておきます。
これでほぼ塗装は終了です。
人形の組み立て後に微修正とチーク等を調整します。
つづく・・・
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ひたすら何度も「少しずつ粘土を盛って、削って」と調整を繰り返してついに
人形の粘土造形は終了です!!
各パーツを組んでみて最終確認します。
【正面】
【右側】
【左側】
【うしろ側】
組み付けも大丈夫そうです。
兜の後ろ側が雑に見えると思いますが、最終的には見えなくなる部分なのでOKです。
下地処理をする前にできるだけ滑らかになるようにヤスリをかけますが、
あまり力を込めると細かい部分の凹凸が無くなってしまうので注意が必要です。
そして下地処理のサーフェイサーをスプレーします。
乾燥したらヤスリで滑らかに、そしてスプレー~ヤスリ~スプレー~ヤスリ~・・・を繰り返します。
スプレーを掛けすぎると細かい線などが埋まってしまいますし、
ヤスリがけもやりすぎるとこれまた細かい部分を削ってしまうので、
どっちにしても細かい見極めが必要となります。
サーフェイサーを吹いたあとは修正しようと思っても、
サーフェイサーの上には粘土が盛れないので、一度サーフェイサーを削り落としてからでないと粘土がつきません。
ですので事実上これ以降の修正はほぼ無理ですので、丁寧に処理を行います!!
つづく・・・
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それではお顔の制作過程を連続で見ていきましょう!!
前回の鉛筆線にカッターで切り込みをいれてから粘土で少し肉付け。
一気に粘土で形にしたいところですが、少しずつ少しずつ・・・。
例えば上マブタに粘土を盛ったら、乾燥してから下マブタを作るというイメージです。
上で書いたように粘土をちょっと盛っては乾燥を繰り返し、
ちょっとづつイメージに近づけていきます。
とにかく繰り返します。
たまに他のパーツが見えますね、これは右腕です。
繰り返します!
これは刀。
繰り返します!!
とにかくひたすら繰り返すのみです!
特に今回のように兜や帽子を被っている場合には兜と前髪の境目の兼ね合いが難しいです。
つづく・・・
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粘土造形の最終段階に突入していきます。
一度粘土でお顔を消して再スタート!!
この状態で乾燥させます。
お顔の大まかな凹凸はほぼ最終形態に近いので、その状態に鉛筆で切り込みを入れる線を描きます。
つづく・・・
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まだ雑ながらも、これで各パーツが一応揃いました。
それでは仮組み立てしてみましょう!!
そのままだと落ちてしまう部分にはマスキングテープで固定します。
だいたい良さそうですね。
右側。
左側。
刀もちゃんと持っています。
つづく・・・
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軍配の続きです!!
軍配と柄が完全に張り付いたら、右手に開けてある穴に柄を通して長さを確認。
そして良い感じの所で柄をカットします。
短く切りすぎると作り直しとなるので、ちょっと長めの方がいいです。
微調整はヤスリで削ってあとで調整します。
これで軍配の柄の太さが決まりましたので、それに合わせて右手の穴の調整をします。
つづく・・・
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