• 2015/07/25

    雛人形(ひな人形)の制作過程ーその19

    ブラシ塗装の完了!!

    雛人形(ひな人形)制作過程-34

    【正面】

    雛人形(ひな人形)制作過程-35

    【ヨコ】

    雛人形(ひな人形)制作過程-36【ナナメ】

     これでブラシ塗装作業は終了です。

    マスキングは完全ではありません、多少塗料の「はみ出し」、「塗り残し」が発生しますので、筆塗りで修正していきます。
    また、着物の柄などを描きこんで華やかな雰囲気を演出していきます。

    十二単のような柄の多いお着物の場合、ブラシ塗装よりも「筆での塗装」の比重がとても大きいので、ここからの作業が一番の山場になります。

    つづく・・・

    この「そっくり雛人形」のご紹介ページはこちら
    http://www.julyjuly.com/2toushin/2tou-012/


  • 2015/07/20

    雛人形(ひな人形)の制作過程ーその18

    十二単の塗装します。

    雛人形(ひな人形)制作過程-31

    十二単の着物の重なりの、色の薄い順にブラシ塗装していきます。

    雛人形(ひな人形)制作過程-32

    グラデーションを取り入れたいので、ブラシで塗り分けます。

    雛人形(ひな人形)制作過程-33

    マスキングを剥がすまでは、実際の色のバランスは分かりませんので、慎重にデザインを考えて調色していきます。

    つづく・・・

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  • 2015/07/14

    雛人形(ひな人形)の制作過程ーその17

    髪の毛を塗装します。

    雛人形(ひな人形)制作過程-30

    筆で髪の毛を描き込んでいくつもりなので、筆で描くスペースは最初から空けておきます。また、筆とブラシ塗装部が馴染みやすくする為に、髪の毛の境目などはあまり厚塗りせずに、グラデーションの様に薄く塗装します。

    今は、まだ変な感じですが、筆で髪の毛を描きこんでいくと自然な感じに仕上がります!!

    良く乾燥させたら、頭全体をマスキングして、身体部分(十二単)の塗装に備えます。

    つづく・・・

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  • 2015/07/08

    雛人形(ひな人形)の制作過程ーその16

    さあ、塗装の開始です!!

    雛人形(ひな人形)制作過程-26

    まずは、白で残すところをマスキングします。
    このマスキングは最後まで取りません。

    雛人形(ひな人形)制作過程-27

    肌色を塗装するので、お顔以外をマスキング。

    雛人形(ひな人形)制作過程-28

    そして、肌色をブラシ塗装します。
    右後ろに小さく見えるのは手部分ですね。

    厚塗りするとなかなか乾かないので、薄く何層にも分けて塗装します。
    そして、良く乾かしてから次のマスキングを・・・
    乾燥が不完全でマスキングをしてしまうと、マスキング跡が残るので注意が必要です。

    つづく・・・

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  • 2015/07/05

    雛人形(ひな人形)の制作過程ーその15

    粘土造形終了!!

    雛人形(ひな人形)制作過程-23

    雛人形(ひな人形)制作過程-24

    雛人形(ひな人形)制作過程-25

    造形はすべて終了しています。

    今は、塗装前の下地処理のためのサーフェーサーという塗料を吹き付けてあります。
    サーフェーサーを吹いて、ヤスリを掛けてという作業を繰り返して仕上げていきます。

    下地処理はとても大事で、とくに女の子の肌は、きれいなすべすべ状態にしたいので、特に気を付けます。

    次は、とうとう塗装開始!!

    つづく・・・

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  • 2015/06/20

    雛人形(ひな人形)の制作過程ーその13

    別に作っておいた「冠」を取り付けるための細工をします。
    「冠」はプラ板を加工して作りました。

    雛人形(ひな人形)制作過程-20

    下の画像のような「冠」を取り付ける穴を作ります。
    画像では見えませんが、「冠」の下に差し込む用の「出っ張り」を作ってあります。
    穴を適当に空けてから、粘土を盛り、そこに押し当てるように「冠」を差し込んで跡(型?)をとります。

    雛人形(ひな人形)制作過程-21

    差し込んだらすぐに「冠」を抜いて、 そのまま乾燥させます。
    穴が乾燥して固まってから、髪の毛部分を造形して違和感をなくしていきます。

    髪の毛の調整後は次回に画像を載せます。

    つづく・・・

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  • 2015/06/15

    雛人形(ひな人形)の制作過程ーその12

    お顔の表情の微調整です。

    雛人形(ひな人形)制作過程-19

    たくさんの人形を制作していると「何となく気持ちが悪いな~」とか「どうも違和感があるな~」と感じる事があります。
    そういう時には微妙なズレが発生している時です。

    目の大きさが「0.数ミリ」違ったり、少しだけセンターがずれていたり・・・。
    そういう事が起きないように作業を進めていても、多少のずれが出ることはあります。

    おそらく「プロ」と「アマ」の差は、ズレがあるかどうかよりも「そこに気づく目があるのか」、そして気づいた後に「ちゃんと修正するのか」・・・そんな小さな差が大きな違いを生むのだと思います。

    そんなことを考えながら、今日も地味で地道な作業をコツコツと重ねていくのです。

    つづく・・・

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  • 2015/06/10

    遺人形って??

    NHKの「所さん!大変ですよ」で、「遺人形」という人形が紹介されてから、遺人形についてのお問い合わせが増えました。
    そこで、遺人形について少しお話したいと思います。

    そもそも「遺人形」とは何なのか??

    実は私も番組で取り上げるまで「遺人形」という言葉を、恥ずかしながら全く聞いたことがありませんでした。

    ようするに、亡くなった方のお写真を飾るのは「遺影」
    これは皆様おなじみですね。

    それに対して、亡くなった方に似せた人形を飾る(遺す)のを「遺人形」という括りでした。
    (「遺フィギュア」と呼ぶ場合もあるみたいです。)

    「遺人形」という名前がかなりインパクトのある、ちょと衝撃的なネーミングなので、視聴者の皆さんは驚いたでしょうね。
    私にとっても、この呼び方はインパクトがありました。

    ただ、「亡くなった方に似せて人形(そっくり人形)を作る」というご依頼自体は昔からよくあることなので、3Dプリンターで制作すること以外は、特に目新しくは感じませんでした。

    では、どんな時に、どんなご依頼があるのでしょうか?

    ●一番多いのはおそらく、遺人形としてご注文したものではなく、生前に「そっくり人形」としてお作り頂いたものが、その後お亡くなりになって「遺人形」として改めて飾って頂くという事例だと思います。
    その後、隣に飾りたいからと、ご自分の人形を依頼されて、「夫婦で並べてるよ」なんてメールを頂くこともあります。

    亡くなって間もなく、ご遺族からご依頼頂く。
    こういった例では、お話を伺っているうちに、こちらも涙が出そうになります。
    ご年配の方はもちろんですが、お子様の場合には特にそうです。
    最近は、ネットやスマホの普及もあって、お電話ではなくメールでやり取りする事も多くなりましたが、メールの行間からでも深い悲しみが伝わってきて、私にとっても辛いお仕事になることが多いです。

    亡くなって、しばらく経ってからご依頼頂く。
    数年経っているので、悲しみはありながらも、落ち着いて色々なことを思い出し、「どのような人形にしようかな~??」と、楽しみながら考えているお客様が多いです。
    お客様と思い出話を交えながら、釣りが趣味だったので~とか、登山が好きで~、などなど、どのような人形にするの会話の中から探していく事も良くあります。

    ●飾る場所は、仏壇や居間、大好きだったピアノの上、TVまわり(以前はTVの上に飾れましたが、最近はテレビが薄いの上には飾れませんね)。
    意外だったのは、その時によって「仏壇だったり、テーブルだったり寝室だったりと持ち運びたい」というお客様が多く、「いつも話しかけているんだよ」っと・・・、生活の一部に人形が溶け込んでるんだな~と嬉しく思ったりもします。

    このお仕事は、人生の節目でご依頼を頂くことが殆どです。
    そっくり人形は(初節句~七五三~ご入学~ご卒業~結婚~退職~還暦~金婚式~遺人形など)と、生まれてから亡くなるまで、まさに人生とともにあります。

    どんな場合でも、当店の「そっくり人形」を気に入って頂き、ご注文頂けるという事は大変うれしい事です。
    しかしながら、遺人形を作るという事は、誰かの大切なご家族が亡くなった事を意味するので、正直「遺人形のご注文きてほしいな~」とは無邪気に(単純に?)は考えられません。

    しかしそれでも、先日のTVでも言っていた、「そっくり人形(遺人形)には遺族の心を癒す力がある」としたならば、「やはり全力で取り込みたい、取り込むべきもの」だと思います。

    医者でもカウンセラーでも何でもない、ただの「人形職人」が、人形を通して、「人の心を癒し、少しでも前向きになってもらえるとしたら・・・」、こんなやりがいはありませんから。

     遺人形の以前の記事はこちら。


  • 2015/06/08

    雛人形(ひな人形)の制作過程ーその11

    カタチ的にはほぼ最終段階です。
    このあとは、表情の微調整と、着物の重なり調整、冠を取り付けるための細工、冠&扇制作をします。
    最終段階と言いながら、意外とやることはたくさんありますね(笑)

    雛人形(ひな人形)制作過程-16

    【まえ】
    まだ手の指などは作りこんでいませんね。

    雛人形(ひな人形)制作過程-17

    【ななめ】

    雛人形(ひな人形)制作過程-18

    【うしろ】

    扇は仮のものなので、あとでキレイに可愛らしくお作りします。
    ちなみに冠もプラ板(プラスティックの板です)で別に制作を進めています。
    たぶん次回くらいに登場してきます。

    つづく・・・

    この「そっくり雛人形」のご紹介ページはこちら
    http://www.julyjuly.com/2toushin/2tou-012/


  • 2015/06/05

    NHKの「所さん!大変ですよ」で(遺人形)が・・・

    NHKの番組「所さん!大変ですよ」で、遺人形(3Dフィギュア・遺フィギュア)を紹介していましたね。
    当店でお作りしている「そっくり人形」と同じコンセプトだったので興味深く視聴しました。


    ※こちらは当店の「そっくり人形」、元気な仲の良いご夫婦(亡くなってません(笑))

    番組で「遺人形」とは、遺影=亡くなった方の写真、遺人形=亡くなった方の人形ということでした。
    亡くなった方の、そっくり人形(番組では3Dプリンターの遺フィギュア)を作って飾る、または、自分で生前に作っておいて、「亡くなったあとに遺族に飾って欲しい」というようなご利用方法を紹介されていました。
    私もこの仕事を始めて長く経ちましたが「遺人形」という表現は初めて聞きました。

    写真ではなく立体なので、より亡くなった方を身近に感じることができ、癒しの効果が高いというような解説でした。

    番組の構成では、「遺人形」という、「こんな人形もあるんですね~」という目新しい感じで紹介されていたので、「3Dプリンターか、手作りかの違い」があるにせよ、当店の開業当時(約17年前)から、亡くなった方の人形を作ることは良くあることなので、ちょっと驚きでした。

    おそらく「遺人形」というネーミングがインパクトがあるんでしょうね。

    番組では写真を元に、3Dデータを作り、3Dプリンターで出力する方式でしたが、「写真枚数が限られていると3Dデータを作るのが難しい」という、私のようなハンドメイドの人形職人と、まったく同じ事を言っていたので、いくらデジタル技術が進歩してきても「悩むところは同じだな~」と妙に共感してしまいました。

    亡くなる前の、古い写真だと、もちろんその当時は人形を作ることなんて考えて撮影していないので、スナップ写真が多く、正面むいた写真が無かったり、集団で撮影されたお顔の小さな写真しかなかったりで「なかなか写真が揃わず」、お客様には写真を探し回って頂くというご面倒を掛けることも多いです。

    でも、写真集めは本当に大切で、人形の出来を大きく左右しますので、心苦しく感じながらも、よりよい人形をお渡ししたいので、やっぱりできる限りお願いしてしまいます。

    写真を一生懸命探すお客様と、その気持ちを汲んで一生懸命制作する私、というちょとした共同作業で制作していくような気持になります。

    そして番組で遺族の方が、人形を見て泣きながらお話するシーンがあったのですが、お客様にとって「とっても大切な物を作らさせて頂いてるんだな」と、改めて感じる事の出来る、私のとってはとても意味のある番組でした。

    話は変わりますが、この番組毎週面白いですよね。
    「日本の一般家庭にたくさんピストルがある」とか、「最近の子供は(HBの鉛筆)は使わない」とか、「天然記念物のオオサンショウウオのハイブリットがいる」などなど、いつも興味深いです。

     

     遺人形の次の記事はこちら。