前回のつづき~。
前回作った、人形の芯になる粘土を良く完成させたら、粘土を盛りつけていきます。
まずはお兄ちゃん。
大体の頭の大きさを出して、足(下半身)を作ります。
まだまだ雑でOK、そしてこのまま良く乾燥!!
上の段階で良く乾燥したら、さらに少しずつ粘土を盛っていきます。
粘土を盛る→乾燥→粘土→乾燥の繰り返しです。
そんなに難しく考えずにどんどん進めて「何かあれば修正していく」ってくらいの方が、
結果的には作業は早く進みます。
頭で考えてるよりも、手を動かした方が全然良いです。
こちらは、弟くん人形。
同じように進めます。
趣味で制作する分にはいいですが、お仕事の場合には本当にそのつど良く乾燥させます。
乾燥があまい上にどんどん粘土を盛っていくと、地層の様に湿った粘土が層になり、
いつまでたっても乾燥しないし、乾燥の進む度に粘土が反るのでいつまでたってもセンターが出せない状態になります。
また、そのまま何か月も放っておけば内部まで乾燥してきますが、仕事人形の場合にはそんなに長時間待ってられないのでダメです、やはり「少し粘土を盛ったら乾燥」を繰り返す方が早いです。
しかも、塗装をすると水分の逃げ道がなくなるので、塗装はがれにつながったりします。
なので、人形制作には時間がかかるんですね~。
つづく・・・
この「5月人形」のご紹介ページはこちら。
https://www.julyjuly.com/2toushin/2tou-059/
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