前回のブログで書きました、ご兄弟の節句人形(鎧武者姿)の製作過程を少しずつ更新していきます。
最初に完成した人形をお見せして、その人形がどのような手順で出来上がっていくのか見て頂きたいと思います。
いつも言ってることですが・・・
興味のある方は参考にして、粘土造形にチャレンジしてみて下さい。
無理でしたら、ぜひご注文ください・・・(笑)
なんとも坊主頭の可愛らしいご兄弟ですね~!!
左がお兄ちゃんで、右が弟くん。
このお人形の制作ポイントはおもに「3つ」。
(1)チャームポイントの坊主頭の表現
(2)2体の身長差と等身(頭と体の大きさの割合)のバランス
(3)弟くんは、お兄ちゃんに比べて胴体部分が短いので、その中にお兄ちゃんと同じ要素(家紋・鎧の柄など)をどのように全部入れるのか?
それでは作業開始~~~!!!
頭の中にアルミホイルを丸めた物を入れて、軽量化と乾燥を早めます。
一般的な人形の場合ですと、寝かせて乾燥させるのですが、今回は立てた状態で乾燥させます。
立たせて乾燥させる理由ですが、大人の人形よりも頭を大きく作っていますので、このまま寝かせると乾燥する前に粘土が自重で変な形に曲がってしまうから。
さらに、足を楊枝で固定しているのは、乾燥する時に収縮するので、その時に足が閉じてきてしまうのを防ぐためです。
同じ要領で2体を作り、このまま良く乾燥させます。
乾くと、持った時の重さや、叩いた時の音、カッターで削った時の感触で分かります。
この粘土の塊から、どのようにして人形が生み出されていくのか、どうぞお楽しみに!!
つづく・・・
この「5月人形」のご紹介ページはこちら。
https://www.julyjuly.com/2toushin/2tou-059/
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