そう、言われるんですよ「3Dプリンターがあれば人形作家いらないね」って。
一般の人が、自分で3Dプリンター使って「そっくり人形」を作るようになるから、
人形作家はもういらなくなるって・・・・・・・・・???
イヤイヤイヤイヤ!!
そんな簡単なもんじゃないですって、人形作りも、3Dプリンターも!!!
ではなぜ今の段階で、一般の方による家庭用3Dプリンターでは無理なのか?
あくまでも一般の方&今の段階でです。
(世の中すごい才能を持った人や、未来の機械の進歩は分かりませんから。)
結構勘違いされてるのが、デジカメ(スマホ)で写真を何枚か撮って、
3Dプリンターで出力すれば人形が、自動的に出来上がると思ってること。
●そもそも3Dのデータを作らないと、立体物のプリントはできません。
紙など平面へのプリントだと、写真があればそのまま出来ますが、そう簡単にはいきません。
箱のように簡単なものならば3Dデータを作るのも簡単ですが、
人形のような複雑な形の3Dデータを作るのはかなり難しいでしょう。
●家庭用プリンターは0.3ミリとかの積層ピッチで出力される為に
表面がスベスベではないんですよ、細かい段差の集合体みたいな感じ。
なので、パテなどを盛って、ヤスリで擦って滑らかにしないといけない・・・。
さらに言えば、プリンターは基本単色なので、自分で色を塗らなければいけません。
自分で人形の3Dデータを作って、人形にパテを盛って、研磨して、
下地処理して、塗装して、完成させる、こんなことできる人はもう普通に人形作れます。
続きはあとで・・・つづく