さあ、それでは塗装作業に入っていきます。
今回は、まず最初に肌色を塗りますが、
色の発色が良くなるようにと、塗料の食いつきを良くする為、それから後で白を塗らなくても良いように、ベースに白をスプレーしてあります。
そして「他の色」を塗った所を「白に塗り替える」のはかなり大変な作業になるので、間違えないようにしっかりとマスキングします。
※今回は色数が多くないので大丈夫ですが、たくさんの色を使うような「複雑なマスキング手順」の場合、マスキングする部分と、塗装をする部分をアベコベにマスキングしてしまうことがあるので注意が必要です!!
数時間かけたマスキングの場所を間違えて、いちからやり直し、なんて「かなりトホホ」な事もたまにはあります。まあ、白の部分を間違って赤とかに塗っちゃうよりは全然ましですが・・・。
上に、より濃い色を塗装する場合にはマスキングしなくても大丈夫です。
今回の場合には、髪の毛は肌色よりも濃い(茶や黒)なのでしなくてOK!!
つづく・・・
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お二人の粘土造形は終了で~す!!
この後、サーフェイサーの吹付&ヤスリがけを繰り返して、しっかりと下地処理をします。
下地処理をいかにキレイに仕上げるかで、完成品のデキがかなり決まってきますので、特に肌は丁寧に作業をします。
次は、塗装に突入。
つづく・・・
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さらに、作業続行・・・。
少しずつ進めましたが、「男性の目」と、「女性の前髪」の感じが納得いかないので、
変に細かく修正しないで一から作り直しちゃいます。
思い切ってやり直した方が、結果的に早く「納得いく出来」に仕上がる場合が多いです。
このへんは、結構勇気が必要ですが、経験で分かるようになります。
ちゃんとお二人で手を繋げるように調整しつつ、スーツやドレスの細部を作っていきます。
また、ブーケを持たせるように女性の左手の所に大きめに穴を開けておきます。
つづく・・・
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はい、次の段階です・・・。
ここでは、「細かい部分」を「進められるだけ」作業を進めます。
「進められるだけ」というのは・・・
今回の「男性の場合」、胴体(お腹と背中)部分を持って作業を進めます。
手で持つ部分は粘土を盛れないので、それ以外の「頭や手足部分」を作業します。
作業順序はなるべく重要度の低い部分から作業をはじめます。
「足」をやって、「顔」をやって、「左腕」という感じです。
なぜ重要度の低い部分からか・・・
「先に作業を始める」ということは、「後の作業中に粘土に触れてしまう可能性が高くなる」わけです、ですので、触れてもダメージの低い場所から始めるという事です。
今回は、前回の作業でつけた左腕の付け根に粘土を盛り付けて肩を造形し、強度を上げる事が重要なので、この作業が一番最後です。
粘土を盛る時には、乾燥した粘土の表面を濡らして新たに盛る粘土との接着性を高めますが、この濡らす作業のときに粘土が柔らかくなって強度が下がるので、へたしてぶつけたり衝撃を与えるとポッキリ折れてしまうことがあります。
一番最後に作業して、「あとは乾燥させるだけ」というように作業順序を組み立てると間違いがありません。
つづく・・・
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男性の腕を乾燥させているうちに、女性の作業を進めます(お顔・左腕など)。
そして男性の腕が乾燥&固定された段階で、女性の腕もとりつけます。
男性の腕の位置に合うように、「女性の腕」も位置と角度調整をして粘土で固定します。
接合部はこんな感じです、接着用の粘土に穴をあけて乾燥を速めます。
何度も書いてる事ですが、この時には「本当に良く乾燥」させましょう。
中途半端な乾燥状態で動かすと、強度にも関わってきます。
ここは、ガマンして乾燥を待ちます。
で、この2体の人形を乾燥させてる間に、他の人形の作業を進めると無駄なく時間を使えます。
つづく・・・
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どの人形でもそうですが、次の粘土を盛る前に良く乾燥させてから作業を進めます。
そうしないと、どんどん粘土の厚みが出てきて余計に乾燥しづらくなります。
石粉粘土は基本的には自然乾燥が一番良いと思います。
ただ、冬場や湿気の多い時期、お仕事で人形を作るには自然乾燥では時間が掛かりすぎるので、状況に応じてオーブンで焼いて強制的に乾燥を早める場合もあります。
しかし、私の使用している石粉粘土は強度を増すために繋ぎに繊維が混ぜ込んであるのですが、あまり焼きすぎるとその繊維が熱で切れて強度が下がります。
なので「微妙な温度と時間の調整」が必要です。
腕を適当な形に作って乾燥させます。
いきなり腕を盛り付けても粘土の重さで下がってきてしまうので、乾燥させた腕を別に作って、粘土を接着剤代わりにして接合させます。
つづく・・・
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ちょっと制作序盤の写真を取り忘れてしまいました。
だいぶ作業が進んでしまっています・・・すみません。
まだまだ粗く大雑把でOK!!
着ている服の下から順番通りに作るのと、粘土が乾燥するときに反りがでるので(特に男性)常に中心を意識して、身体の中心に顔の中心(鼻スジ)がくるように注意します。
つづく・・・
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今回はウェルカムドールの制作過程を見てみましょう。
ウェルカムドールなので当たり前といえば当たりまえですが、男性と、女性のお二人を同時に作っていきます。
並べてお飾りするので、2体の人形のバランス(特にお顔の大きさと、高さ)を調整するのが大切です。
男性を少し大きく作るので「15cm」でご注文頂いても、実際は「16cm程度」の大きさになります。
どのように制作を進めて、どんなウェルカムドールに仕上がるのかお楽しみに!!
今回も・・・ご自分で作れない方は是非ご注文ください(笑)!!
まずはこの段階から・・・。
人形の芯になる部分ですが、この段階で良く乾かしておくと、
その後の乾燥も効率よく乾きますので、カラカラになるくらいに乾燥させます。
慣れてくると、触った感じや、叩いた時の音で分かるようになります。
つづく・・・
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ホームページ・リニューアル記念と言うにはあまりに遅くなりましたが、
久しぶりにプレゼント企画を開催します。
リニューアル自体は昨年末ころにはだいたい終わっておりましたし、
12月にはジュライジュライを立ち上げてから「16年周年記念」を迎え、
何か企画を・・・と考えているうちにバダバタと・・・今頃に。
「犬マスコット付き」本革名入れストラップ(長いタイプ)をプレゼント!!
犬種は「柴犬」「ミニチュアダックス」「ラブラドール」「ビーグル」「スプリンガー」の5種、革の色は全部で16色から、書体は2種類からお選びいただけます。
プレゼント企画ページはこちら。
https://www.julyjuly.com/present/
続けてお知らせ・・・。
すべてコミコミ(38,000円)の、「お得パック」を販売開始しました!!
※お得パックには、そっくり人形(15cm)基本料金、消費税・送料が含まれます。
現段階では5月末までの期間限定を考えています。
「お得パック」とは、「ポーズ」や「オプション」「お支払方法」などを限定し、
お客様が簡単にご注文できるようにして、さらに制作期間の短縮をはかり、その分をお値段を安くするものです。
制作方法は今まで通り、一体一体丁寧に手作りすることに全く変わりはありません。
服装も自由、もちろんボディーもイメージに合わせての制作です。
あまりオプションなどを考えていないようでしたら、かなりお得な料金設定になっています。
詳しくはこちら。
https://www.julyjuly.com/otoku/
当店でもお問い合わせの多い、還暦などの「長寿のお祝い(賀寿)」についてお話したいと思います。
私自身もお客様から、
例えば「盤寿のお祝いで人形をプレゼントしたい」とお電話頂いた時に
「何歳のお祝いだっけな???」ということも多いので自分の備忘録もかねて一覧を作りました。
プレゼントされる際の参考にして頂ければ嬉しいです。
ご注文で一番多いのは何と言っても「還暦のお祝い」。
「赤いちゃんちゃんこ」に「赤い座布団」というのが定番ですが、
「赤いちゃんちゃんこ」は着なくても「赤色のアイテム」を一つ加える事でも還暦をイメージしたお祝い品になります。
ネクタイを赤に、赤いズボンをはかせる、(ゴルフクラブなど)趣味のアイテムを赤で作る、赤い車を置く・・・、
お客様のアイディア次第でとても個性的な人形になります。
上記では還暦のお話をしてきましたが、
「緑寿」「古希」「喜寿」「傘寿」「米寿」「卒寿」「白寿」「皇寿」など他のお祝いでも同じです。
長寿のお祝い(賀寿)には、それぞれ「お祝いの色」があるものが多く、その色を取り入れる事でより良い記念品になります。
※お祝いの色に関しては諸説あります。
数え年 (満年齢) | お祝い名称 | 読み | お祝いの色 | 色サンプル | 由来 |
---|---|---|---|---|---|
61歳 (満60歳) | 還暦 | かんれき | 赤 (朱) | 61年目に生まれ年の干支に戻ることから赤ちゃんに還って人生第2のスタート | |
66歳 (満65歳) | 緑寿 | ろくじゅ | 緑 | 日本百貨店協会が提唱・緑々寿の略 | |
70歳 (満69歳) | 古希・古稀 | こき | 紫 (紺) | 「人生七十古来これ稀なり」と詠んだ唐の(杜甫)の詩から | |
77歳 (満76歳) | 喜寿 | きじゅ | 紫 (紺・黄) | くずして書くと「七十七」と読める | |
80歳 (満79歳) | 傘寿 | さんじゅ | 紫 (金茶) | 「傘」を略した文字が「八十」と読める | |
81歳 (満80歳) | 半寿・盤寿 | はんじゅ | 黄 (金・金茶) | 「半」を分解すると縦に「八十一」 | |
88歳 (満87歳) | 米寿 | べいじゅ | 黄 (金・金茶) | 「米」が「八十八」を組み合わせた形である | |
90歳 (満89歳) | 卒寿・卆寿 | そつじゅ | 紫 (白・黄) | 「卒」の略字の「卆」が「九十」と読める | |
99歳 (満98歳) | 白寿 | はくじゅ | 白 | 白 | 「百」から「一」を取ると「白」になる |
100歳 (満99歳) | 百寿 | ももじゅ ひゃくじゅ | 白 | 白 | 「百賀」ともいい、文字通り100歳のお祝い |
108歳 (満107歳) | 茶寿 | ちゃじゅ | 指定なし | 指定なし | 「茶」が「十と十」、「八と十と八」に分けられる |
110歳 (満109歳) | 珍寿 | ちんじゅ | 指定なし | 指定なし | 珍しいほどの長生き |
111歳 (満110歳) | 皇寿 | こうじゅ | 指定なし | 指定なし | 「皇」が、「白と一と十と一」から |