つづき~
2体を並べてみます。
まだまだ雑な状態ですが、身長差と等身(頭と体の割合)の違いが分かりますね。
ウェディングドールなどは特にそうですが、2体を並べるような場合には、
人形の大きさとお顔の大きさは2体でかなりシビアにバランスをとります。
女性のお顔の方が大きくなるのは避けたいですからね。
今回の場合、リアルに考えればお顔も体もお兄ちゃんの方が大きくなるわけですが、
人形サイズや2頭身という括りがありますので、
お顔の大きさは大体「同じように見える」ように作って、
お兄ちゃんより弟くんのボディーを小さめに作り、
幼さを表現しつつ、身長差も出すという考えで制作を進めています。
ちなみに、赤ちゃんなど幼い子供の場合、幼ければ幼いほど顔の横幅(ほっぺのぷっくり感など)が大きいので、お顔の大きさ(アゴ下~頭の頂点まで)を兄弟で同じに作ってしますと、とんでもなく弟くんの方が大きく見えてしますので、その辺のところも良く考えて(悩んで)作ります。
お顔のパーツ(目や口など)を作成するための土台を作ります。
ある程度お顔の凹凸を粘土で作っておいてから造形に入っていった方が私は作りやすいです。
次はカッターで切ったり削ったりしますので、毎度のことながら良く乾燥させます。
乾燥不足でカッターを使うと、切断面がキレイに出ないし、切断面のエッジが「グズッ」と崩れてしまいかねません。
まあ、これはどの段階にでも言えることなので、とにかく各工程良く乾燥させながら進めましょう。
つづく・・・
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