まだ兜!!
「筋」の高さや太さを調整したら、その「筋と筋」の間に兜の丸みをイメージしながら粘土を盛って、形を整えていきます。
大体の形ができました、細かい調整は後でしていきます。
次回は「しころ」部分です。
つづく・・・
この「5月人形」のご紹介ページはこちら。
https://www.julyjuly.com/2toushin/2tou-057/
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さらに兜に集中します。
360度「筋」を付けたのを真上から見た画像です。
筋の下の、鉢をぐるっと回るように縁取っている部分を作ります。
ここで、筋が乾燥するまで兜は放っておきます。
つづく・・・
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頭との兼ね合いがあるので、ちょっと兜に集中して進めます。
「しころ」(兜の後ろに垂れ下がっている部分)の筋を描いて歪みや大きさの差が無いかを確かめます。
大体良さそうだったら次の作業です。
兜の鉢の筋(線状のでっぱり)を一本一本、粘土を貼り付けていきます。
左右対称になるように十分に気を付けながら作業をします。
「筋」を足していきます。
さらに筋を足していき、360度ぐるりと取り付けてから、天辺の丸い台座を作ります。
つづく・・・
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乾燥による体の歪みが少なくなってきたので、お顔の造形に入ります。
顔のパーツの大体の位置を鉛筆で描きこみ、カッター等で彫り込んで当たりをつけます。
当たりを頼り(基準)にして、粘土を盛ってお肉のふくらみを付けるようなイメージで造形します。
乾燥する前に、兜をかぶらせて、頭と兜の当たり具合をみます。
この時に当たるようならば頭か兜の具合の良い方を削って調整します。
つづく・・・
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本日、12月10日は、
「そっくり人形のジュライジュライ」の創業記念日!!
今年で17周年となりました。
17年前の今日、サンプル人形「2体」、ページ数わずか1ページのみという、かなり信頼感の無いサイトでスタートしました。
そして、最初のご注文を頂くまでに3か月・・・。
需要はあるのだろこうか・・・???
そもそも、このホームページは本当に見えているのか・・・???
と、疑心暗鬼で不安な日々。
そんななか、初めてのご注文を頂いた時の、「喜びと感謝」そして、料金を頂いて仕事として人形を作る事への「プレッシャー」は今も強く心に残っています。
お作りした人形をサイトに掲載させて頂けて、それが次のお仕事に繋がっていったわけですからね。
本当に良く注文して頂けたと、今でも感謝・感謝です。
その後、そのように少しずつお仕事を頂きながら、サンプル数を増やし、ホームページを何度も何度も作り替えてを繰り返して、17周年を迎えることができたのです。
17年というと、当たり前ですが生まれた子が17歳、「青春まっさかり」になるくらいの年月です。
私もこれからも青春時代のように人形制作に情熱をもって取り組みたいと思います。
※記念のプレゼントイベントなど開催したいところですが、毎年この時期は忙しくなかなか時間がとれないので、落ち着いたら考えたいと思います。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。
ジュライジュライ 小澤恵忠
p.s. トップページの「この道一筋16年!!」ってやつ「17年!!」に変更せねば・・・。
逆側の吹返し(ふきかえし)を作ります。
先に作った向かって右側に合わせて、左側も作ります。
片側だけ先に作って、それを手本にして逆側を作った方が楽です。
刀を持たせてみました。
刀は反りがあるので、手の穴に入れるのは少々難しいです。
大きく開ければ簡単出し入れできますが、
あまり大きいと穴が目立ってしまうので、入るぎりぎりの大きさに作ります。
今はまだ仮なので適当な大きさですが・・・。
全体的に粘土を盛って、形を整えていきます。
そしてまたまた良く乾燥させます。
つづく・・・
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兜の眉庇(まびさし)・吹返し(ふきかえし)を作っていきます。
前回の工程で乾燥させた「兜の元」を成型していきます。
カッターやヤスリなどである程度成型してから、粘土を盛りつけ眉庇(帽子のツバみたいなところです)を作り、吹返し(兜の横のカールしている箇所)をとりあえず片側だけ作ります。
横からの撮影です。
吹返しを片側だけ先に作ってから、反対側はそれを参考に、同じように作ります。
左右対称の物は、ちゃんと同じように作らないとバランスが悪くて、気持ち悪いので気を付けます。
手で持たない場所は造形できるので、他の部分も少しずつ進めておきます。
つづく・・・
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頭の大きさなどは、ほぼ完成した時の大きさに作っておいて、乾燥させます。
なぜ、今、頭の大きさをを決めるのか・・・。
それは下を見てください。
兜を作っていきます。
薄く延ばした粘土を頭に押し当てて「頭の形を型取り」するようにして兜の芯になる部分を成型します。
押し当てたら、ハサミで切り取ったり、曲げたりして大体の形を出します。
※型取りして兜を作るので、頭の大きさを出しておく必要があるのです。
もしも、「ちょっと頭が小さくなっちゃったな~、もう少し大きい方が可愛いな~」と思ったとします。そこで頭を大きくすると「今度は兜に頭が入らなくなっちゃった・・・」となる訳です。
そうなってくるともう大変!!
今度は兜の大きさを修正しなければならなくなり、非常に無駄な作業が増えてしまいます。
兜の内側を削るだけで対応できればまだましですが、それだけで収まらなければ大きな作り直しが必要になります。
それを予防するために頭の大きさを決めておくことは非常に重要になるのです!!
乾燥するまでは、粘土の自重で下がってきてしまうので、つっかえ棒(つっかえアルミ??)をして、それを防ぎます。
なにげに刀も少しずつ進んでいますね。
刀の反りを出して、鍔(つば)も付けてあります。
そして、この状態のもまま乾燥させます。
ある程度乾燥して兜が歪まなくなったら「頭から外して」人形と兜を別々に乾燥させます。
兜を頭に被せたままだと、頭と接している兜の内側が乾かないので、ばらして乾燥を早めます。
※あまり早くバラすと、粘土は乾燥するときに収縮するので、兜も少し小さくなって頭が入らなくなる事があるので注意が必要です。
ある程度乾燥させて収縮が収まってからバラして乾燥させましょう。
つづく・・・
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乾燥したところで、どんどん粘土を盛っていきます。
腕をある程度成型して、少し乾燥させます。
籠手も何となく作っておきます。
「大袖」でしたっけ?の肩の部分を造形していきます。
何度も言いますが、今はまだ、仮の姿というか、細かい造形に入る前の大雑把造形なので、人形の中心(センター)を意識するだけでOKです。
つづく・・・
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頭に続けて、腕部分の粘土を盛ります。
頭を触らないように「腕」は作れるので、乾燥を待たずに制作を進めます。
頭、腕、どちらも乾燥に時間がかかるので、続けて作って同時に乾燥させます。
「いかに無駄なく乾燥時間を作るか」も大切な仕事です。
向かって右(左腕)の穴は、刀を通す穴です。
このあとは良く乾燥させます。
乾燥があまいとカッターなどでの切削が良く出来ないし、切削あとが汚くなるので注意が必要です。
つづく・・・
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